新技術戦略部
新技術戦略部は「技術の融合によって独創的価値を生み出し新規市場を切り拓く」をスローガンとして、当社にとって新しい技術領域での製品開発に取り組んでいます。
開発活動においては、将来の技術シーズおよび顧客ニーズという双方からの視点を重視し、粘り強く仮説検証活動を進めています。顧客創造においても営業部と連携しシナジーを図っています。
現在のテーマには、電子部品材料、エレクトロニクス材料やサステナブル材料などがあります。特に自然界に豊富に存在するセルロースに着目し、それを有効利用した高機能材料の開発も進めています。
我々は常に新たな技術にチャレンジし、当社ならではの特長を持った製品の開発によって人や社会への貢献を目指してまいります。
研究開発部
ウレタンアクリレートや溶液重合ポリマー合成などのコア技術と低金属化等の新技術を融合し、顧客の課題解決を通じて社会貢献できる、独自性を持った付加価値の高い素材の開発を行っております。
また、顧客の潜在的なニーズを掘り起こすため様々なシーズの開発を行っております。同じ内容の課題であっても顧客ごとにアプローチの方法が異なる為、必要となる物性が全く異なることが多くあります。その為、顧客に最も適した物質を提案する必要があります。そこで重要となるのがいかに独創性の高い提案ができるかという事となります。多くのシーズを持つことで顧客要望に適した提案力を有する事が出来、結果として顧客ニーズを取り込む事に繋がっています。
製造技術部
製造技術部は、開発部門の一端を担う部署として、当社の主力製品であるNKエステルの開発活動に始まり、既存品の品質向上にも努めております。言わば、「攻め」と「守り」が融合した部署となっております。
開発活動としては、数年前から取り組んでいるNKエステルの付加価値をより高めるための活動の一環として、当社としては新規技術となる製法の検討や製品のFine化を目指し蒸留技術の構築にも挑戦し芽が出始めております。
また、昨今、環境問題が大きく取り沙汰される中、当社としても廃棄物の削減が重要な課題であり取り組んでおります。開発段階からよりサステナブルを意識した製法への転換を図ってまいります。
ライフサイエンスチーム
最近の化学業界の動向と言えば、新聞、テレビ、ウェブで報じられているように、半導体材料の需要増に伴う対応、脱炭素化への挑戦の他に、ライフサイエンス分野へ注力が挙げられます。当社も同様の動きをしており、ライフサイエンスチームでは現在、以下の様な製品開発を行っております。
- 化粧品原料となるオリゴペプチド
- 診断検査薬の原料となる化合物
- 歯科材料に用いられる(メタ)アクリレートモノマー、オリゴマーの開発
に従事しております。
この内、1と2は大阪産業技術研究所内の一室を借りて研究開発を行っております。
当社の将来を支える柱となる製品群を開発すべく、日々精進しております。